大カメカメ トークディスカッション&食を囲んでの交流会

2013.12.7(Sat) / Open 18:00 Start 18:30
KIYOKO SAKATA Studio(参加費 500円)

トークゲスト
大田 和人 /土屋 誠一 /豊見山 愛

位置的にもアジアに近い沖縄は、多様な文化・食生活が入り混じり独特の風土を形成しています。「compass | 談 2013」では、県内外から芸術家・キュレーターを招聘し、それら様々な文化を素材に展示・ワークショップ・講座を展開し、創作と交流の中から新たな沖縄の文化形成の輪郭を探り、ここでしか生まれない価値基準・新しい文化を創造していくことを目指します。
企画の特徴としては、「人と人」「人と場所」の距離を近づけるために「食」に焦点をあて、それらを囲んだ会話から生まれるcreativityの可能性を楽しむことから始まります。沖縄の食文化には、おばぁの「かめーかめー(食べて食べて)攻撃」というものがあります。物事に向うにはまずは食べてからということと客人への精一杯のおもてなしという意味があり、「食」から広がる「関係」とも言えます。
今回は、「compass | 談 2013」で行った3つの企画と今年の沖縄のアートシーンを振り返りながら、これからのアートの可能性について語り合います。

<ゲストプロフィール>

大田 和人(キャンプタルガニー主/コレクター)
1946年生まれ。糸満市米須出身。小学4年生まで熊本県で育つ。明治学院大学在学中、幼なじみの高嶺剛(映画監督)と共に映画製作を行う。1972年那覇市役所に就職。パレットくもじに出向しているときに丸山映・上條文穂の両氏とともに「街と彫刻展」を立ち上げる。
その後、那覇市市民文化部長、那覇市消防長などを歴任。2007年に退職。
2005年、世界一小さな現代美術館「CAMP TALGANIE / キャンプ タルガニー」を開館。

土屋 誠一(美術批評家/沖縄県立芸術大学講師)
1975年生まれ。共著書に『現代アーティスト事典』、『現代アートの巨匠』、『実験場 1950s』、『ラッセンとは何だったのか』など。

豊見山 愛(沖縄県立博物館・美術館 主任学芸員)
浦添市美術館、沖縄県立芸術大学図書・芸術資料館を経て、現職。
おもな展覧会:「岡村吉右衛門コレクション 台湾原住民の染織」(1997年、沖縄県立芸術大学図書・藝術資料館)、現職では「『南』から『南』へ―美術家たちの南洋群島展」(2008年)、「名渡山愛順が愛した沖縄」(2009年)などの展覧会や、戦前期から現代の沖縄女性アーティストを紹介するシンポジウム「沖縄から女性美術を考える」(2010年)を企画。

【お問い合わせ】
info@compass-art.com
compass:www.compass-art.com

compass | 談 2013

主催:compass
助成:asahi_rogo